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猫の多頭飼いするなら何匹まで飼っても大丈夫?参考基準を解説

猫の多頭飼い

皆さんの家には今、何匹猫がいますか。猫は犬とは違い、散歩もいらないため室内でも飼いやすい動物です。ある程度のスペースがあれば飼育できるため、猫好きの人であれば2匹、3匹と複数頭飼っている人も珍しくはありません。

我が家も現在、3匹の猫を飼育しています。少し前までは1匹だったのですが、縁があり2匹の子猫が我が家にやってきました。もちろん飼う前は、「多頭飼いをしても大丈夫だろうか」と心配もありましたが、今では猫が3匹いると楽しいなと思うことも多くあります。

とは言え、多頭飼いをするときには色々と考えなければなりません。そこで今回は、猫の多頭飼いは何匹までが良いのかをご紹介します。
【関連】猫を多頭飼いするときの注意点@みんなで仲良く暮らすには?

全国で飼われている猫はどれくらいいるのか?

2匹で寝転ぶ猫

近年の猫ブームもあり、最近では猫を飼うお宅も増えてきました。中には複数頭飼育しているお家も多く、今では犬の飼育数を追い抜く勢いです。

犬・猫推計飼育頭数は、全国で合計1972万5千頭 (犬: 987万8千頭、猫:984万7千頭 2016年度)です。猫の平均飼育頭数は、1軒当たり1.78匹となっています。こうして数字を見てみると、多くの家で猫を複数頭飼われていることが分かります。
【参照】一般社団法人・ペットフード協会

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多頭飼いは何匹までが理想?

背中を向ける猫2匹

猫は室内で飼育がしやすく、猫同士の相性さえ良ければ複数頭飼育することができる動物です。

とは言え、やはり飼育には限度というものがあります。では、実際に一世帯当たりどれだけの飼育数が望ましいのでしょう。

理想は「部屋数マイナス1」

アメリカなどでは家の広さによってペットの飼育数が決められている地域もありますが、日本ではペットの飼育数に上限はありません。飼いたければ10匹でも飼うことは可能です。

しかし、これでは猫にとっても心地よい場所とは言い難いはず。もちろん、世話をする飼い主にとっても大変です。理想は「部屋マイナス1匹」と考えておいてください。例えば、2LDKなら猫2匹が理想です。

2~3匹がおすすめ

猫を飼う理想の頭数は、部屋マイナス1と言いましたが、やはり多ければ多いほど飼育は大変です。

飼育費用もさながら、お世話する時間も取られてしまいます。我が家には一時6匹の猫が居ましたが、トイレや部屋の掃除、餌の管理など、1日のうちでかなりの時間が猫の世話に当てられていたように感じます。

特にトイレの掃除は、「さっき掃除したばかりなのにまた?」と何度も思ったものです。大きな家で部屋の数が多くても、やはり2~3匹が猫にも飼い主にも良い数なような気がします。また、猫にとっても飼い主と遊ぶことができて、尚且つ他の猫とも少し遊べる頭数(2~3匹)が理想です。

多頭飼いをする時の注意点

クロネコ

今は多頭飼いをしていないけれども、今後猫を新しく迎え入れたいと思っている人もいるはずです。さらに、予定していなくても猫が家族になることも珍しくありません。そこで、多頭飼いする時の注意点を確認してみてください。

猫の相性を見極めよう

猫同士にも相性があります。新しい猫を迎え入れたものの、先住猫との相性が悪く、猫にストレスを与えてしまった…、なんてこともあるのです。そこで新しい猫を迎える前に、猫同士の相性も確認しておいてください。

「人懐っこい猫」「子猫同士」「メス同士」などは比較的相性が合いやすいと言われています。とは言え、一番はやはり猫同士の性格によるところが大きいのは事実です。

我が家の猫は、先住猫(♂)と新入り子猫(♂)の相性が良く、新入り子猫(♀)とは挨拶程度の関係です。新しい猫を迎える前に、トライアル期間を設けてみるのも方法かもしれません。

飼育費用も考えて

猫は犬よりは飼育費用はかからないと言われているものの、数匹飼うと飼育費用もそれなりに膨れ上がります。我が家の場合、先住猫は食が細いのですが、子猫2匹は底なしです。

食べればトイレの回数も増えるため、一気にエサとトイレ代が跳ね上がりました。もちろん、予防接種や病院代も3倍かかることになります。ペットを飼うということは、飼育費用も頭数に応じて金額がかかると思っておいてください。

避妊と去勢は必ずする

今では完全室内飼いで、きちんと避妊・去勢をする飼い主も増えてきました。多頭飼いをするのであれば、必ず全頭、避妊・去勢手術を受けるようにしましょう。

猫の繁殖力は強く、1年後には数十匹にまで膨れ上がってしまいます。これは、飼い主の義務だと思っておいてください。

受け入れられる頭数を超えない

猫を迎えられる頭数は、家の広さやかけられる費用によっても異なります。日本の家庭の場合、理想は2~3匹です。とは言え、猫好きの人であれば、かわいそうな野良猫に手を差し伸べたいと思うこともあるのではないでしょうか。

しかし、家に迎えられる頭数を超えてしまうと猫も不幸になってしまいます。そこで、事前に家で飼える猫の頭数を決めておくようにしましょう。我が家では、今のところ3匹が限界だと考えています。

まとめ

「今は多頭飼いをしない」と思っていても、いつ猫がやってくるか分かりません。とは言え、家で飼える猫のキャパシティーを超えてしまうと、多頭飼い崩壊を招く恐れもあります。

まずは、家で飼える猫の頭数をきちんと決めておくことが大切でも。また今だけでなく、将来のことも含めて考えましょう。猫の寿命は平均16年です。家族に迎える前に、きちんと猫の「にゃん生」に責任が持てるかどうかも今一度考えてみてくださいね。

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