1. ホーム
  2. 飼い方
  3. ≫猫のしっぽで気持ちがわかる@尻尾で感情を読み取ろう!
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

猫のしっぽで気持ちがわかる@尻尾で感情を読み取ろう!

猫のしっぽ

猫のしっぽを見ていると、いろいろな動きをしますよね。クルンと丸めて顔を隠したり、ピンと立てていたり、パタンパタンとしっぽを振ったり…。

また、猫によってもしっぽの長さや太さも違い、見ているだけで飽きないという人もいるのではないでしょうか。猫のしっぽは、体のバランスをとるだけでなく様々な役割を担っています。

さらにしっぽの動きから、猫の気持ちも分かると言われているのです。そこで今回は、猫のしっぽについてご紹介します。

猫のしっぽの役割

背中を舐める猫

猫のしっぽは、いろいろな役割を果たしています。まずは猫のしっぽの役割を確認してみてください。

バランスを取るため

猫が狭い足場を難なく歩けるのは、しっぽでバランスを取っているからです。

猫はしっぽを左右に振って、体のバランスを保っています。また、ジャンプするときや着地のときもしっぽを上手に使っているのです。

防寒具

猫は「寒がり」ということは多くの人が知っていることです。室内飼いの猫は、暖房が利いている部屋でお腹を出して寝ている子もいるかもしれませんが、猫は気温が15度を下回ると体を丸めて眠ります。

そのときに、しっぽで顔を隠して寝ている姿を見ることができはず。これはしっぽで寒さ対策をしているのです。また、座った時に前足にしっぽを巻き付けるのも同じ理由で、『しっぽマフラー』と呼ばれています。

マーキング

猫があちこちに体を擦り付けているのは、マーキングをしているからです。実は猫のしっぽにも匂いを発生させる『臭腺』という器官があります。

飼い主の足元にすり寄ってきて、体やしっぽをスリスリしてくるのは、「飼い主も自分の縄張り」と主張しているのです。

感情の表現

猫のしっぽはいろいろな動きをします。猫の気持ちによってしっぽの動きも異なるため、しっぽを見れば「猫の気持ちが分かる」ともいえるのです。

猫は人間の言葉を話せないため、しっぽの動きを見て判断してみてください。

スポンサーリンク

猫のしっぽから気持ちを知ろう

猫のお尻

以前飼っていた猫は、寝ているときに名前を呼ぶとしっぽで返事をしていました。それも、めんどくさそうにしっぽを振るのです。よく見ると、猫のしっぽはいろいろな動きをします。そこでしっぽの動きから、猫の気持ちを考えてみましょう。

しっぽを垂直に立てている

猫がしっぽを垂直に立てて、飼い主に近づいてくることがあります。これはうれしいときや、甘えているときのしぐさ。遊んでほしい、ご飯が欲しい、構ってほしいという合図です。

またしっぽの先をやや前向きにしているときは、猫の「あいさつ」と思ってださい。

しっぽの毛が膨らむ

猫のしっぽがタヌキのように大きくなっているときは、威嚇や攻撃のときです。

猫同士のケンカや、怖いときに良く見られます。このときに猫に触ると、引っかかれたり、ガブリとやられたりするので注意してください。

しっぽを山形にする

しっぽを持ち上げるようにした時は、ビックリした驚きや攻撃態勢になります。しっぽが膨らむ一歩手前の状態です。このときは猫にかまわず、そっとしておきましょう。

しっぽを股の間に入れる

しっぽを股の間に入れているときは、恐怖心を感じているときです。猫のケンカなどで良く見られる行為で、弱気になっている状態で、体もうずくまって小さく見せます。

これは、相手に「自分は弱いから襲わないで欲しい」とアピールしているのです。

しっぽが下がっている

飼い主に起こられたときなど、気分が落ち込んでいるときはしっぽが下がります。体調が悪いときにもみられるため、しっぽが下がっているときは、体調に変化がないかも気を付けてみてあげてください。

抱っこしたときに素早くしっぽを動かく

抱っこしたときに、しっぽが素早く動いているときは要注意。猫が抱っこを嫌がっているサインです。猫が抱っこをしてほしくないと思っているので、無理やりの抱っこは引っかかれる恐れもあるため注意しましょう。

また、しっぽをお腹にピタッと付けることもありますが、これは抱っこされて「怖い」と感じているサインです。

立ったまましっぽを下げて大きくゆっくり振る

立ったまましっぽを下げ、ゆっくり振る動作をよく目にしませんか。これは、見慣れない物を見つけたときに良く見せる動作です。物や相手を観察している状態で、興味はあるというときにしっぽを大きくふります。

しっぽを大きくゆっくり振っている

しっぽを大きくゆっくり振っているときは、リラックスしている状態です。「どうしようかな」、と考え事をしているときによく見られるしっぽの動きです。リラックスしているので、そっとしておいてあげましょう。

寝ているときにシッポの先だけ小さく振る

寝ているときに猫の名前を呼ぶと、しっぽだけをパタパタと振ることがあります。これは呼ばれたのは分かっているけれども、起き上がるのが面倒というときです。

猫のしっぽは、小さい感情の時は小さく、大きい感情の時は大きく動きます。犬は嬉しいときに大きくしっぽを振りますが、猫の場合ブンブンと左右に振るときは闘争心の表れです。猫を触るときは、しっぽの動きを確認してみると良いかもしれません。

猫のしっぽは繊細

ちょこんと座る猫

猫のしっぽを見ていると、いろいろな動きをして面白いですよね。猫のしっぽは『尾椎』と呼ばれる骨と、しっぽを動かす為の主な筋肉4種類から成り立っています。また骨盤神経や陰部神経、下腹神経などさまざまな神経が通っているのです。

これらの神経は骨盤あたりに集中しているため、しっぽを強く引っ張ったりしてはいけません。また猫のしっぽを誤って踏まないようにしてください。しっぽの骨折だけでなく、神経が傷つくと生活にも支障が出るので注意しましょう。

まとめ

猫のしっぽは気分によっていろいろな動きをします。しっぽの動きから、今の猫の気持ちを知ることができるのです。猫はマイペースな動物なので、犬とは違って表情からは「何を考えているのか良く分からない」と思う人も多いのではないでしょうか。

そんなときは、しっぽを確認してみてください。ただし猫のしっぽはとても大切な部分です。無理に引っ張ったり、触ったりはしないように気を付けてくださいね。

スポンサーリンク

記事が参考になりましたら、ぜひシェアをお願いします。