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猫の葬儀を考えよう@いつかは訪れる猫とのお別れ

猫の葬儀

考えたくないことかもしれませんが、いつかは大切な愛猫との別れが必ずやってきます。猫の寿命は昔よりも伸びたとは言え、全ての猫が老衰で亡くなるとは限りません。病気や事故で突然の別れが訪れることもあるのです。

いざというとき慌てないためにも、さらに後悔が無いお別れをするためにも、今から猫の葬儀について考えてみてください。

どのようなお別れをしたいか考える

窓辺に眺める猫

昔はペットが亡くなると、庭に埋めるか自治体に引き取ってもらうかの選択肢しかありませんでした。しかし今ではペットも「家族の一員」と考える人も多く、ペット専門の葬儀会社も増えたため、人間と同じようにペットの葬儀をおこなう人も増えてきました。

そこでまずは、猫が亡くなったときにどのようにお別れをしたいかを考えてみてください。考えるポイントは以下の項目です。

■猫の葬儀で検討するべきポイント

  • 自宅の敷地に土葬するのか、火葬するのか
  • 自宅でお別れをするのか、葬儀場でお別れをするのか
  • 火葬は『合同』『個別』『立ち合い』のどれにするのか
  • ペットのお骨はそのまま納骨か返骨か
  • 火葬後の納骨はどうするのか

昔は自宅の敷地に穴を掘って土葬が一般的でしたが、住宅環境の変化や公衆衛生上の理由から今ではペットも火葬する方が増えてきました。もちろん自宅の敷地内であれば土葬することも可能です。

ただし衛星面や臭いなど、近隣住民への配慮が必要となることを忘れないでください。もちろん公園や山に埋めることはできません。

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火葬の方法を考えておこう

数珠

ペットの死後に火葬を希望する場合、どこに火葬を依頼するかを決めなければなりません。亡くなってから慌てて業者を決めてしまうと、トラブルになることも…。事前に知ら調べをしておくことが大切です。

そこでまずは、火葬の方法を考えておきましょう。ペットの火葬には大きく分けて『合同火葬』『個別火葬』『立ち合い火葬』の3つの方法があります。

合同火葬

合同火葬は複数のペットが一括で火葬され、昔から一般的におこなわれてきた火葬方法です。焼いたお骨は、共同墓地や合同慰霊碑などにまとめて納めるため、骨は返骨されません。火葬場に遺体を預けて、あとは霊園にお任せとなります。

個別火葬

個別火葬は合同火葬と違って、遺体を一体ずつ個別に火葬するものです。火葬後、お骨は骨壺に入れられ返骨されます。

火葬に立ち会うことはできませんが、返骨されるので個別にお墓に埋葬、合同墓地、散骨、自宅で供養など選ぶことができるのが特徴です。

立ち合い火葬

立ち合い火葬は人の火葬と同じように火葬の現場に立ち会って、お骨が出てくるまで見守る形式です。

火葬後は飼い主が拾骨して、骨壺にいれます。もちろんその場で返骨されるので、埋葬方法を帰ってからゆっくりと考えることも可能です。

火葬を業者にお願いするとき、火葬場までペットを送り届ける、またはペットを迎えに来てもらうかのどちらかになります。また業者によっては『お迎え個別立ち合い火葬』というサービスをおこなっているところもあります。亡くなった猫ちゃんと、立ち会う人を送迎してくれるサービスです。

また今ではどこでも自由に移動してくれる火葬場として、『移動火葬車』を配備している葬儀会社もあり、自宅で火葬ができるようにもなりました。しかし近くに火葬場が無い場合は便利なサービスですが、トラブルもあるので事前の情報収集はしっかりおこなうようにしておきましょう。

納骨方法を考える

墓場

火葬後の納骨方法はどのようにしたいかも、事前に考えておくと後悔のないお別れをすることができます。

また、納骨方法を選んでおくことで、葬儀業者を考えるときに絞り込みがしやすくなるのです。まずはどんな納骨方法があるか確認してみてください。

■猫の納骨方法

  • ペット専用のお墓に納骨する
  • 共同墓地、共同慰霊碑に納骨する
  • ペット専用の納骨堂に納骨する
  • 自宅で保管する、敷地内に埋葬する
  • 散骨する
  • 人間とペットが一緒に入れるお墓に入れる

昔と比べると、ペットも亡くなった後も人と同じように扱う飼い主の方増えてきました。個別火葬であれば返骨してもらえるので、しばらくは家に置いて、どのように納骨するかを考えても良いかもしれません。

以前実家で飼っていた猫は個別火葬をお願いして返骨された後、1年間は家に置いて1周忌に共同墓地に納骨をしたのです。共同墓地を選んだ理由は、1匹で寂しくないようにという思いからでした。もちろん色々な考え方があるので、一番は私たち飼い主が納得するお別れ方法を選ぶことです。

ペット葬儀のトラブルに遭わないために

スマホを持つ女性

現在では多くのペット葬儀会社があります。もちろんサービスも値段も異なるため、愛猫が元気なうちからある程度ペットの葬儀会社を絞っておきましょう。慌てて選んでしまうとトラブルになることもあるのです。

知り合いや動物病院から紹介してもらう

やはり一番信頼できるのは、以前に利用したことがある人からの紹介です。

実際に使ってみてどうだったか、料金やサービスなど聞いてみるのも良いでしょう。周りに「ペット友」が居ないというときは、かかりつけの病院で聞いてみるのも方法です。

病院では必ずいくつかのペット葬儀会社の情報を持っています。私の知り合いで、愛犬を病院で亡くした方がいました。亡くなった後、ペットの葬儀会社を病院から紹介していただいたそうで、きちんとお別れができたと言っていました。

問い合わせをしてみる

ネットで検索すると、多くのペット葬儀会社が引っ掛かってきます。ついつい大々的に広告を出しているところに目が行きがちですが、必ずしもそこが良心的な良い葬儀会社とは限りません。

中には悪徳業者もあるかもしれないのです。そこで、きちんと知りたい情報が提供されているかも確認してみてください。さらに直接問い合わせをしてみたり、見学をするのも方法です。問い合わせをしたときに「すぐに契約の話になる」、「オプションを強引に勧めてくる」、「料金体系があいまい」という場合は、トラブルになる可能性が高いので注意が必要です。

市に問い合わせをしてみる

市に問い合わせをしてみるのも方法です。市町村によってはペット専用の火葬場を設けているところもあり、個別火葬もしてもらえます。もちろん費用はかかりますが、葬儀会社よりは格安で安心して申し込みができるのがメリットです。

しかし、ペット専用の火葬場はどこの市町村でもあるというわけではありません。私が住んでいる市ではペット専用の火葬場はなく、提携しているペット葬儀会社に依頼することになります。市のHPなどで確認すると、自分が住んでいる市町村でペットの火葬ができるかどうかも確認することができるので、調べてみてください。

まとめ

愛猫が元気なうちから「死んだ後のことを考えるなんて、縁起でもない」と思う方もいるかもしれません。しかし愛猫が亡くなってから、急いで葬儀会社を決めて後から後悔したという方も少なくはないのです。

さらにトラブルに巻き込まれないとも限りません。ペットが元気なうちから、どのように埋葬するのかを考えておいてください。我が家の場合、猫が亡くなったら個別火葬をお願いしたいと考えています。

返骨してもらって、しばらくはお家で一緒にいたいからです。最後のお別れも、悔いが残らないようにするのが一番です。そのためには、猫もきちんと終活をしてみださいね。

【参考】飼い猫が10歳を超えら終活を考えよう【医療・葬儀・埋葬】

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